2015年11月10日火曜日

歯科用ハンドピースの滅菌

当院の衛生管理についてのページでも触れていますが、当院では歯科用ハンドピースを使用毎にオートクレーブで滅菌しています。少し古い調査ですが平成13年の静岡県立大学短期大学部の調査(特別研究報告書-32 歯科臨床現場における感染予防対策についての実態調査/嶋智美・藤原愛子)ではハンドピースを滅菌している歯科医院29.2%、滅菌していない歯科医院が70.8%だったそうです。現在平成23年ですが、私の実感からすると随分滅菌している歯科医院が多いデータだな、という印象です。
原因は、この調査では滅菌の頻度までは調査していないことと(1日に1回とか週に1回なんていうのも含まれている可能性が高いこと)、調査方法(実地調査ではなく郵送によるアンケート方式)に問題があると思われます。
私の実感では患者様毎にハンドピースを滅菌使用している歯科医院は日本の全歯科医院中の10%未満、おそらく5%程度だと思います。
診療台には治療前に削る器械が一つも付いていません。使用したハンドピースは滅菌に回しますから、1人の患者様の治療が終わって片づけをするとこういう状態になります。次ぎの患者様の治療時には必要なハンドピースだけ装着して使います。こういう状態でなければいけないわけではありませんが、使用毎に滅菌していると必然的にこういう坊主というか、なんだか寂しい風景になってしまいます。
フル装備の状態です。ハンドピースが真ん中に3本装着されています。いかにも歯科医院っぽい雰囲気になります。

健康的な食生活を維持するためには、80歳になっても自分の歯を20本以上保つことが推奨されています。しかし、現状では80歳の平均歯数は13.9本、20本以上の歯を保っている人の割合は38.3%(平成23年歯科疾患実態調査)と、目標を達成している人は半数を下回っています。日本人の平均寿命が延びる一方で、歯の寿命も延ばすことが課題となっている状況です。歯科タービン
先ほどとは逆で、メタボの判定基準にひっかかる項目が多いほど、歯周病のリスクが高くなるという研究結果もあります。
例えば、糖尿病患者は非糖尿病患者に比べ、歯周病の発症率が2.6倍も高いというデータがあります。さらに、脂肪組織から分泌される「TNF-α」により歯槽骨吸収が促進されて、歯周組織を破壊するという報告も出ています。
肥満や糖尿病など歯周病の発症や悪化に関わる病気を予防・改善するとともに、生活習慣に潜む危険因子を減らすことが重要です。
歯周病の治療を行っているのになかなか治らないという場合は、この歯肉縁下歯石が取りきれていないということがほとんど歯肉縁上歯石は白色または黄白色で、歯科医院での通常のスケーリングで除去することが出来ますが、歯垢とは違って石灰化した沈着物なので、ご自身の歯磨きでは除去できません歯周病は、口腔内の環境のほか、食習慣や喫煙、睡眠、ストレスなどとも関係が深く、これら生活習慣の改善によって予防することができます。歯科 光重合器
歯周病の原因菌がもつ毒素「LPS」や、それによって作られる「TNF-α」と呼ばれる物質は、脂肪組織や肝臓のインスリン抵抗性を増加させ、血糖値を上昇させると言われています。そしてこれらが内臓脂肪を基盤とするメタボに大きく関わってきて、脳卒中や心筋梗塞の危険性が高めてしまうのです。
また、 重度に進行した歯周病は慢性的に炎症を起こしているような状態なのですが、炎症が起こると体内で「CRP」というタンパク質が合成されます。そしてこの「CRP」体内に多いほど、将来に動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高くなるというデータがあります。
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